合格体験記
2016年6月24日
受験勉強の方法は人それぞれです。
自分に合った受験勉強法を見つけて、志望校に合格していただきたいと思います。
今日はセントメプレス卒塾生の『合格体験記』の中で、今、色々と模索している受験生の皆さんに是非とも読んで頂きたい合格体験記をご紹介します。
~A君の合格体験記(抜粋)~
結果として僕は2年浪人を重ね、合格を得るのに人より倍の時間がかかりました。
その道のりは決して平らではなく何度も転び、そして僕に色んなことを教えてくれました。
これからその事を書かせて頂きますが少しでも皆さんの役に立てれば幸いです。
まずは自分が勉強している事が試験本番で実際に使えるか吟味するということです。
僕は一浪まで一次試験を通過することさえできませんでした。
その原因を考えたところ、問題を見て方針を立てるのに時間がかかりすぎる、また立てたら立てたで今度は途中で不安になりその結果ミスをするということでした。
それを改善すべく今年はどういう状況でどういう解法が有効で、逆に泥沼にはまりやすいかを徹底的に考えるようにしました。
また一見便利そうでも本番使えこなせそうにないテクニックは思い切って捨てました。
曖昧なままの解法は実戦で迷いを生むので僕にとって非常に害でした。
易問高得点型の医学部(帝京 東海 福岡など)ではスピードと正確さがとても重要なためこういった意識が役に立つと思います。
2つ目は偏差値より問題の相性が勝敗を分けるということです。
今回、僕はずっと対策していた北里 杏林は一次落ちし、偏差値が上かつ一次通過人数も圧倒的に少ない近畿には通りました。(日程の関係上二次試験は棄権しました。)
明確な差を生んだのはマーク型の独特な形式の問題が苦手で記述式の正統派な問題には慣れていたということだと思います。
周りを見ても一番偏差値が上の大学と一番下の大学にのみ受かってる人もいます。
偏差値が高いからといって諦める必要は全くありません。
逆にここなら滑り止めになるだろうといった安易な考えを持たずに徹底的に過去問を研究することが大事だと感じました。
そして最後に執念を持つという事です。
医学部の入試は正規と補欠の差が数点しかないという事も多くボーダー付近に数百人殺到します。
その混戦で勝敗を分けるのは何が何でも勝ってみせるという執念だと痛感しました。
その執念を持つためには普段から絶対に志望大に行きたい、どうしても医師になりたいといった思いを強く抱くことだと思います。
そしてそういう思いが強ければ多少道が辛く長いものでも、何度転んでも起き上がって痛いのを我慢して前に進めます。